<その1>古代エジプトにさかのぼるベアリングの歴史

あらゆる環境でスムーズな運動を支える樹脂ベアリング。


樹脂(ポリマー)ベアリングの話をする前に、まずベアリングって何か知ってる?


いやだな、それぐらい知っていますよ。
小さくて、ボールが入った輪っかみたいなモノでしょう。


それじゃぁ 30 点ぐらいかな。


えーーーっ、違うんですか?


それも間違ってはいないけど、それはまた後で話すとして…。
ベアリングというのは、日本では軸受とも呼ばれるけれど、呼んで字のとおり、「軸」を「受」ける部品の事なんだ。回転する部分や、物が移動するところの間に入り、摩擦や摩耗を減らしたり、運動を滑らかにする機械部品のことだよ。
ちなみに、一番古い例は、古代エジプト時代にさかのぼるんだ。


古代エジプトというと、ピラミッドの?


そう、ピラミッド建設の際に、丸太を並べて巨石を運んでいる壁画が残っているんだよ。

丸太を並べて巨石を運ぶ図

何もない状態で巨石を動かそうとすると、重くて動かすのはかなり大変だよね。丸太の上を転がすことで、地面との摩擦が減り、重い巨石でも楽に動かせるようになるんだ。



そんな昔からあったんですね。確かに丸太を敷いたほうが軽そうです。


ここでは、物と物との間に回転する物体(丸太)を入れることによって摩擦を減らしてスムーズに動くようにしているんだ。ほかに、すべる材質を間に入れる方法もあるんだよ。


ひとくちに「ベアリング」って言っても、いろいろあるんですね。


方法によってベアリングの形も変わるし、金属、樹脂など素材の違いもあるんだ。次はまず方法の違いを見てみよう。


はい、お願いします!


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