耐屈曲性の高密度シールドケーブル

ロボットケーブルかわら版・第6回は、耐屈曲性の高密度シールドケーブルをテーマに、イグスのチェーンフレックスケーブルと他社ケーブルのシールド試験の比較、シールド付きのチェーンフレックスケーブルの利点についてお届けします!

シールドケーブルの必要性

ケーブルなどの電気導体に大きな電流が流れた場合、周辺に電磁界が発生し、製造設備や制御ケーブルへ干渉し、設備の誤動作などを引き起こす可能性があるため、高いシールド効果のシールドケーブルが求められています。そこで、イグスの動力用ケーブル(ノイズ発信側)と制御用ケーブル(ノイズ受信側)に使用しているシールド(編組)について、ノイズ減衰量を測定し、シールド効果を確認しました。

シールド効果試験

(1) 試験試料

① イグス製動力ケーブル 4心×4SQ(CF31.40.04)
② 他社製動力ケーブル 4心×3.5SQ

(2) 試験内容

1.銅パイプ中にシールド無しケーブルを配線し、銅パイプにノイズ源を流入させ、ケーブル導体が受け取るノイズ量を測定する(グラフ1、グラフ2の黒線)。測定回路は図1の通り。

2. 次に同一種類のシールド付きケーブルを配線し、同様にノイズ量を測定する(グラフ1、グラフ2の赤線)。

3. 上記1,2のノイズ量(dB)の差分がシールド効果となる。このシールド効果(dB)を同一グラフにプロットしたものをグラフ3に示す。

図1 測定回路

(3) シールド効果試験まとめ

グラフ3より、イグス品は各周波数で安定し高いシールド効果があることが分かる。また、他社品は全体的にシールド効果が低く、低周波になるにつれてさらに低下していることが分かる。

高密度シールド付きチェーンフレックスのメリット

チェーンフレックスケーブルは、高密度のシールドで高いシールド効果があり、耐ノイズ性を求められる環境に最適です。特にシールド効果の高いチェーンフレックスケーブルの型式を表1 に示します。また、ケーブルキャリアの可動に適したシールド構造で、シールドが断線しにくく、長寿命を実現します(写真3)。

写真3:屈曲時のシールド


■イグス品(左)
横編みのシールドで、シールド素線が折れ曲がらず
長寿命

■他社品(右)
縦編みのシールドで、シールド素線が折れ曲がり、
いずれ断線してしまう。
また隙間が多く編組密度が低い。

表1 型式一例

用途に合わせたシールドケーブルの選定をサポートさせていただきます。ご質問・お問合せは、イグスのヘルプデスク、または以下フォームよりご連絡ください!

お問合せ先:イグス株式会社 ヘルプデスク
☎ 03-5819-2500
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